[KEC]カイシンエレクトロニクスのスタッフに訊く、モノ作りへのこだわり − 高付加価値製品の更なる実現へ向けて・・・
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「モノ作りは約束を守ること」
第1回ゲスト : カイシンエレクトロニクス株式会社 第3製造部 須坂工場 N.M.さん(52歳)
 ホームページ制作にあたり、実際に現場で製品に携わっている方々からお話を伺っているうちに、皆さん誰もが「モノ作りに対して相当なこだわりを持っている」と感じることが出来た。”技術と人が売り物”と言っても過言ではないKECとしては、こうした社員ひとりひとりのこだわりを広くご紹介していきたいと強く思うようになり、インタビューページを設けた。
 KECの社員それぞれがどんな思いで仕事、製品、お客様と向き合っているのか、その生の声をお届けしていく----。
第1回目のゲストは、KEC須坂工場のN.M.さん。
日々の変化の有無を見逃さない
KECでは電子機器の組立や検査・試験などが主な製品になりますが、N.M.さんが現在取り組んでいる製品はどのようなものですか。
N.M. 現在は、大手家電コンピュータメーカーさんの製品で、テレビやビデオデッキ等に用いる部品です。具体的には、その部品の端子部分とアルミのワイヤー部分を、ボンディング・マシンという機械で接着する作業ですね。
そのボンディング・マシンは、設備表にはない機械ですが、最近購入したものですか。
N.M. いえ、カイシンエレクトロニクスでは、技術と人と場所が最大の売り物になるんです。
ですから場所と作業スタッフ、そのスタッフの持っている技術を提供して、お客様の製品を高品質なものとして製造するんです。ですから機械はそのお客様からお借りしているものなんですよ。
KECでは技術やノウハウを持った人間が、KECに設置された機械を使ってお客様の製品を作るということが多いんですよ。
N.M.さん
N.M.さん
成る程、そういうことも可能なわけですね。では、この製品の組立で、難しい箇所というのはありますか。
N.M. ウェハークリップへの、アルミワイヤーのボンディング作業ですね。ウェハー表面は金メッキなので、異種金属との接合になるので外れやすいんです。ひとつたりとも外れてはいけない部分です。
その難しい箇所をクリアするための秘訣は何でしょうか。
N.M. 日々の変化の有無を見逃さないことです。機械の調子、組立部品の表面状態−洗浄ムラや汚れの有無などです−、自分の体調や精神状態、前後の工程とのつながり、部下の体調など、毎日変化する要素はたくさんありますので、そうした変化を踏まえた上での作業従事がミスを生まないことにつながると思っています。
常に気を配り、漫然とは仕事をしないということですね。
N.M. そうですね。
約束を守ることが第一
N.M.さんが仕事上いつも配慮していることは、他にはどのようなことがありますか。
N.M. 「キレイな職場から良い製品が生まれる」というのが、私のポリシーです。ですから、自分も部下も、職場環境の美化に努めています。
ポリシーが出たところで、N.M.さんの”モノ作りへのこだわり”は何でしょうか。
N.M. 私は、”モノ作りとは約束を守ること”だと思っています。
納期については、お客様との間で決められた約束ですから、納期は絶対に守る。
品質についても、作業書の目標値が約束になりますから、これも絶対に守る。
こうしたすべての項目に対して交わした約束を守ることが、私のこだわりです。
会社とお客様との間の約束、会社と私との約束、私と部下との約束、私が私に課す約束と、約束には様々な種類があります。これらを守ることが、お客様からの信頼につながると信じています。
素晴らしいこだわりですね。
N.M. いえ、当たり前のことを当たり前にやるというだけです。
私も肝に銘じます(笑)。
先ほど、品質の目標値を守るというお話がありましたが、
製品を作る上で、品質の維持・向上のために行なっている個人的な活動や配慮があれば教えてください。
N.M. 作業者ひとりひとりが工程拡大−作業範囲の拡大、と言った方が解りやすいですか−を行なって、作業者の作業可能工程を増やすことです。
こうすることで、現在自分が担当している工程のほかにも、その前後関係が理解されるので、どこに注意すればいいのか? 何故そうしなければならないのか? といった知識が自然と増えて行く。前後関係を考えた仕事をすれば、前後関係に常に気を配った作業ができるので、結果的に品質の向上に結び付くと考えています。
昔は「後工程はお客様」という言葉がありましたが、まさにその通りだと思います。
N.M.さんの職場
N.M.さんの職場
では次に、職場全体で行なっているQC活動VE(C/D)活動はありますか。
N.M. QCVE絡みならば、提案活動ですね。日々の変化に対応するため、常に改善を重ねることがQCにつながり、品質の向上は付加価値の高い製品となりますから、VEにもつながるというわけです。
また直接QCVEに関わるのではありませんが、5S活動を徹底して職場の環境を整えてもいます。
夢はKECロゴマークの入った製品作り
N.M.さんは今後、取り組んでみたい製品があると伺ったのですが・・・。
N.M. はい。それはKECのロゴマークが入った自社製品です。夢ですね。
KECのロゴ入りの製品には、KECの知名度向上や、自ら生産計画を立案していけるという魅力があります。どのような製品なのかは未定なんですけれど(笑)。
KECのロゴ入りの製品ですか・・・。では、KECの知名度を上げたいということは、N.M.さんなりに思うKECの良い部分があると思いますが、それは何でしょうか。
N.M. KECだけではなく、これはグループ全体にも共通することなのですが、”素早い対応””スタッフの適応力の高さ”です。
フットワークが軽いので、お客様への対応がスムーズに行なわれます。それに
色々なジャンルの仕事を経験した社員が多いので、新しい仕事への適応力は高いと考えています。
こうした上で自社製品の開発を行なっていけば、お客様の為にどうするのか、品質を向上させるために何をすればいいのか、先手を打っていけますし、新たなことに挑戦するという会社全体のレベルアップへもつながっていくと思っています。
KECのロゴ入り製品・・・?
KECのロゴ入り製品・・・?
N.M.さんがKECに入社されたキッカケはどのようなことでしたか。
N.M. 社長が”人(部下)を大切にする”会社であると聞き、誘われたために入社しました。
最後の質問になります。お客様、会社、上司、同僚、部下の方々に対して、もし言いたいこと、伝えたいことあれば教えてください。
N.M. また私のポリシーのようなものになってしまいますけれど・・・(笑)。
モノ作りには基本理念があります。基本作業の原理を理解することで、応用が効くようになります。お客様の基本作業の原理を理解して品質のいい製品を作っていきたいと考えています。
本日はお忙しいところ、ありがとうございました。
N.M. お疲れ様でした。
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(一部敬称略)

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